リーマン・ショック後よりスタートしましたアダチ・デザイン研究室。
未だ信じられないのですが、
10年目を迎えることができました。
これもひとえに皆様方のご支援ご厚情による賜物と、深く感謝いたしております。
東日本大震災では色校確認済みの紙が製紙工場の被災により手に入らなくなり、
インキ溶剤製造工場の火災によるインキ不足で、蛍光ピンクの使用を控えなくてはいけなくなるなど、
紙に印刷され初めて成り立つ仕事をしているのだと改めて感じずにはいられませんでした。
そして、出版業界、音楽業界の変化に右往左往しているうちに、
いつの間にか短いような長い年月へと繋がってまいりました。
きっとこれからの10年も世界は変わっていくのでしょう。
アダチ・デザイン研究室の10年でも、
スタート時に「数年後、科学を仕事にすることになる」など考えてもみませんでしたから、
本当、何が起こるかわかりませんね。
今回のデザインは、
最近ロボット方面にも興味を持ち始めたので、いつか使ってみたかったロボットと、
2015年3月27日に撮影された火星の地表を使用しております。
「一緒に考えて、よりよいものを作りたい……」
この気持は変わらずに持ち続けたいと思います。
室長