京都大学「学術研究支援室」が企画・運営するサイト「K.U.RESEARCH」の
2013年、2014年とデザインさせていただいている、
宇宙総合学研究ユニットのシンポジウムポスターが "大きく使われている" と聞きました。
こういった紙モノのデザインは、役目が終われば、
自分の作品集以外では(デザイン本に取り上げていただく機会があるかどうか……ぐらいで)
使われないものなので、かなり嬉しかったです。
「K.U.RESEARCH」のこの記事を読んで、
いつも楽しそうに話されてるお二人が、ここまで来るのにこんなに大変だったんだ、
「宇宙学」としての大学院教育もいよいよ始まるんだ……微力ながらお手伝いできたかなと、
感動しておりました。
宇宙ユニットシンポジウムは、最初は一参加者でした。
いろいろなサイエンスカフェに参加しているうちに、
「どこかで宇宙について、まとめてやってくれたらいいのにな」と思っていたら、
Twitterでシンポジウムの情報を知り、思い切って京都へ行ったのが、
2012年「第5回 宇宙総合学研究ユニットシンポジウム 人類はなぜ宇宙へ行くのか 3」です。
朝10時から夜18時頃まで二日間、学術シンポジウムを聞くなんて、
わたしのような一般人的には、かなりハードかな……と思っていたのですが、
宇宙に対する新しい見方も生まれ、天文学でバラバラに理解していたものもつながりましたし、
全く心配する事無く、終始わくわくしながらメモを取ってました。
吉田神社の節分祭が、ちょうど行われているので、
お昼休みに屋台で買ったお好み焼きなどを、
ゲストの先生たちも話し込みながら外のベンチで食べている風景もなかなか面白いです。
気になった方は、2012年と2014年のUSTREAMにアーカイブがありますので、
是非こちらを→ 宇宙総合学研究ユニットシンポジウム
以前、渡来人に興味があり、
「ALOS(陸域観測技術衛星)データによる古代における渡来人の足跡調査の研究」という、
中野不二男先生の講演を聞きに行ったのですが、
その中野先生が、第5回 シンポジウムのゲストで話されたのにも興奮し、
「渡来人の流れで、古事記や日本書紀に興味を持っている」ことを磯部さんが覚えていてくださり、
京都大学さんとの初仕事「古事記と宇宙」のポスターへと繋がったんだ……と思い出しつつ。
最近では「宇宙人類学というのがあるんですよ、本も出てますよ!」と、周りについつい話してしまったり、
サイエンス番組もチェックして「出産は水の中でするのがベストか……なるほど!」と、
「宇宙に行ったら人類はどうなるのか、そもそも行く必要があるのか」について考えています。
数年前には考えもしなかったのに……(笑)。
室長(来年のシンポジウムでは「たいやきパフェ」にも挑戦したい!)